言葉遊びや回文で有名な石津ちひろ氏だ。

驚いたのは、紙に文字を一度も書かずに
頭の中で回文を作ってしまうこと。

はじめからそういう頭なんだそうだ。

どんな頭の中なんだろう。

きっと本人しか分からない
迷路のようになっているのかもしれない。

そういえば昔、吉祥寺である会があった時、
帰り道だからと彼女のうちに送っていったことがある。

行きは彼女の案内で行くので大丈夫なのだが
「では、またね」
と言っての帰り道。

どうやって帰っていいか道が全く分からない。

ナビなどない時代だったので分からない。

ボクは世田谷の迷路を2時間くらい迷い続けた。

きむらゆういち