ボクが絵本作家になるために、良い影響を与えてくれた作家の本。第2日目は、この1冊!

大学生の時、この絵本を見つけて、こんなすごい絵がこの世にあるんだと感動した。
いつかボクもこんな絵を描きたいと思って、絵本の世界へ。
 
ところが、ボクはしかけ絵本で売れてしまって、なかなか『ちからたろう』のような絵を頼まれることはない。
かと言って、『ちからたろう』の絵で、しかけは無理。
そう思っていると、あるとき、名案が浮かんだ。
 
ボクが文を書いて、田島征三さんに絵を頼めばいいんだ!と。
 
さっそくパーティーで征三さんにお会いしたときに、「一緒にお仕事させてください。」と頼んでみた。
 
すると、なんと「いいよ。」という返事。
 
しかし、目の前の締め切りに追われる日々に、あっと言う間に半年がたった頃、征三さんからお手紙が。
 
“ボクのプランも聞いてほしいから、手術前に打ち合わせに来てほしい。”と書いてある。
 
なんと、差し出し場所は病院。
ボクは急いで駆けつけた。
彼は、胃ガンだった。
 
ボクは、すぐさま原稿に取り掛かり、征三氏との念願の一冊目の絵本『オオカミのごちそう』ができた。
 
そんな訳で、『ちからたろう』は、ボクを絵本作家に引き寄せた、記念すべき1冊である。
 
その後、征三氏は、みごとに回復され、ボクとのコラボの絵本も数冊になっている。
そして、今でも元気に世界中を飛び回っている。
 
さて、ボクの方はというと、『ちからたろう』のような絵が描きたいという思いは、今でも消えていない。

きむら ゆういち

バトンは、親しい方がほぼチャレンジに参加済みのため、1冊ごとに指名せず、ボクの事務所のスタッフであり、ゆうゆう絵本講座の講師&絵本作家の『おくやまひでとし』さんにバトンを繋いでます。

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【7日間ブックカバーチャレンジ 目的と基本ルール】

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