きむらゆういちの絵本エッセイ〔1〕
オオカミのあっかんべー

作     きむらゆういち
絵     あべ弘士

出版社   エムオン・エンタテインメント(ソニーマガジンズ)
出版日   2004/03/20
本体    1,300円
ISBN13    978-4-7897-2219-3
ISBN10    4-7897-2219-8

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紹介文

木村裕一による初の書き下ろし絵本エッセイ。
ベストセラー絵本『あらしのよるに』で有名な、あのオオカミとヤギがニンゲン社会に物申す!

作者より

絵本作家のボクが、エッセイの書き下ろしを頼まれて、正直言って悩んだ。どんな切り口で、どんなテーマを書いたらいいだろう?
たしかにふだんいろいろなことを考えたりしているが、それって面白いのだろうか。糸口がみつからず困っている日が続いた。

そんな時、助けてくれたのがボクの絵本の登場動物たちだ。
「ああ、オイラたちに任せてくださいっすよ」
「そう、木村さんは、そこに座っててくれればいいですから」
そう言われて座っていたら彼らがどんどんすすめていってしまった。
ボクの出番は少なくなったが、彼らの目を通して見ると人間社会はこんなにも不自然で、こんなにもおかしく、こんなにも奇妙で、こんなにもかわいそうだったりするんだと思い知らされた。
さすがにオオカミ流の動物行動学や、社会学や、教育心理学や、遺伝子学等々である。
彼らの目を通すことで、日常がプリズムのように角度を変えて見えてくるのだ。それを面白がっていただけたら、ボクも幸いに思う。

とりあえず、この本の中心になってがんばってくれたオオカミとヤギたちに感謝!(「はじめに」より)

目次

ニンゲンの生活ってちょっとヘン
ニンゲンの男と女ってフシギ
座談会1 テーマ「人生のいきがいについて」
ニンゲンの社会ってカワイソウ
ニンゲンの教育ってどこかオカシイ
座談会2 テーマ「21世紀をどう生きるか」
ニンゲンの心ってオモシロイ

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